うつ病の治療方法column

Update:2023.10.15

うつ病の治療方法とは

うつ病の治療には、心理療法と薬物療法があります。心理療法では、認知行動療法や対人療法を通じて、ネガティブな思考や行動を改善。薬物療法では、抗うつ薬を用いて神経伝達物質を調整し、気分を安定化。治療の選択は個人の状態に合わせて行われ、両者を併用することもあります。

うつ病の治療方法

目次

うつ病治療方法

薬物治療と認知行動療法やアサーショントレーニング、人間関係療法、EMDRなどの心理療法を組み合わせることで、高い治療効果を得ることができます。
他にも、心理面に働きかける精神療法に、認知行動療法、対人関係療法、森田療法、マインドフルネス、DBT、ACTなどがあります。 これらは薬物療法と併用されることが多いのですが、軽度のうつ病の場合は、心理療法のみで効果を発揮するケースも多いといわれています。
とくに認知行動療法は、うつ病の患者さんにありがちな、考え方のクセを修正することで、再発予防にも効果があるといわれています。
ほかには通電療法や、(まだ試験的な段階ではありますが)長引く難治性のうつ病に対して、磁気刺激療法というものがあります。 入院の必要はなく、痛みもないため、手軽に受けられる治療法として今後期待されています。

→ うつ病 心理療法
→ うつ病 認知行動療法
→ うつ病 薬物治療
→ うつ病 漢方薬治療

うつ病治療方法その他:電気けいれん療法

おもに重度のうつ病患者さんに対して行われてきた、頭部に電気を通す治療法です。
(「電気ショック」などという呼び方もあるようで、これが患者さんに怖いイメージを抱かせたりするようです) この電気刺激によって、脳・神経系の細胞に神経伝達物質レベルで活動に変化をもたらし、症状を改善しようというものです。 即効性があるといわれていますが、全身のけいれんを誘発するので、麻酔科医による全身麻酔や全身管理化のもとで行なわれるのが普通です。
通常週2~3回の割合で3~4週間続けるのが、一般的なパターンです。医療機関によっては、うつ病、躁うつ病、統合失調症に対する治療として行われています。