薬剤解説Drug commentary

ADHDというのは、発達障害のひとつです。 発達障害というのは、子どもの精神機能が発達する過程で起きることがある、さまざまな障害の総称です。 主な発達障害には、自閉症、LD(学習障害)、アスペルガー症候群、高機能自閉症などがあります。

ADHDは、日本では「注意欠陥多動性障害」といわれています。 集中できないために忘れ物が多い、物をなくしやすい、落ち着さがない、物事を順序立てて行うことが難しい、衝動的、順番を待つことが難しいといった行動の特徴を持っています。 こういった行動特性は、子どもがもともと持っているものですが、ADHDの子はその行動のために周囲の理解がなかなか得られず、日常生活を送るうえでさまざまな困難を抱えながら生活しています。

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