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統合失調症 に関するコラム

統合失調型パーソナリティー障害の基礎知識:性差・疫学的頻度、正しい診断方法と最適な治療・再発予防

統合失調型パーソナリティー障害の基礎知識:性差・疫学的頻度、正しい診断方法と最適な治療・再発予防

統合失調型パーソナリティー障害の疫学的頻度から性差、正確な診断基準までを網羅し、精神科、心療内科、メンタルクリニックでの治療法や再発予防、サポートや栄養アドバイスまで、理解を深め、適切な対応を学べます。

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不登校・引きこもり

不登校・引きこもり

不登校とは 文部科学省では「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況にあること(ただし、病気や経済的な理由によるものをのぞく)」で30日以上欠席した場合を不登校と定義して各種調査をおこなっている。 ひきこもりとは 厚生労働省では以下の5項目を満たす場合を「社会的ひきこもり」と定義している。

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ルラシドン(ラツーダ®)について

ルラシドン(ラツーダ®)について

ルラシドン(商品名:ラツーダ)とは  ルラシドンは「ラツーダ」という商品名で販売されているお薬で、双極性障害(躁うつ病)や統合失調症の治療に用いられています。日本の住友ファーマ株式会社が新規に見出したお薬で海外では2010年より、日本においては2020年から販売されています。

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リスペリドン(リスパダール®)について

リスペリドン(リスパダール®)について

リスペリドン(商品名:リスパダール)とは  リスペリドンは双極性障害(躁うつ病)や、幻覚や意欲低下などの症状が発現する統合失調症の治療に用いられるお薬で、「リスパダール」という商品名で販売されています。ジェネリック医薬品も多く販売されており、その場合は名前にリスペリドンとつきます。

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ルラシドン(ラツーダ®)について

ルラシドン(ラツーダ®)について

ルラシドン(商品名:ラツーダ)とは  ルラシドンは「ラツーダ」という商品名で販売されているお薬で、双極性障害(躁うつ病)や統合失調症の治療に用いられています。日本の住友ファーマ株式会社が新規に見出したお薬で海外では2010年より、日本においては2020年から販売されています。

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統合失調症 治療に要する期間と回復率

統合失調症 治療に要する期間と回復率

電気けいれん療法  電気けいれん療法は、かつては「電気ショック療法」と呼ばれ、薬物療法が登場する前は、躁うつ病や統合失調症の有効な治療法として、世界中に広まりました。しかし、「電気を通す」「ショックを与える」といった恐いイメージがあって、敬遠されがちでしたが、現在では麻酔医の管理のもとに行われる安全な治療法として実施されています。なぜ、頭部に通電すると効くのか、その理由は解明されていませんが、これまでの治療歴から効果が認められています。抗精神病薬が開発されてからは、以前のようには行われませんが、薬物療法だけでは対処がむずかしい場合に選択されています。

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統合失調症 抗精神病薬の副作用

統合失調症 抗精神病薬の副作用

抗精神病薬の副作用  副作用は、抗精神病薬に限らず、薬であれば程度の差はあっても必ず起こるものです。薬のマイナス面を恐れて、服用をしなければ、病状はさらに悪化してしまう結果になります。抗精神病薬でも、薬のプラス面とマイナス面を正しく理解することが症状改善への第一歩です。統合失調症の患者さんが、薬を飲むのをためらったり、止めてしまったりする背景には、副作用の問題があります。しかし、それを恐れて薬を飲まなければ、症状は必ずぶり返すことになります。再発を繰り返せば、病気はさらに悪化の一途をたどることになるのです。

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統合失調症 治療方法

統合失調症 治療方法

受診に当たって 何科を受診すればよいか  統合失調症も他の病気と同様、「早期発見・早期治療」がポインとになります。早くに発見し、早くに治療すれば、回復もすみやかです。逆に治療が遅れると症状もこじれ、薬を飲んでもなかなか改善しません。また。急性期の患者さんは、自分が病気だとは感じていないため、病院へ行くのを拒否する人も多く見られます。本人の様子がおかしいなと思ったら、まずは家族や周囲の人だけでも医師や保健所などに相談しましょう。家の中で抱え込まず、外に助けを求めることが大切です。

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[統合失調症]疾患の詳細

[統合失調症]疾患の詳細

統合失調症の歴史的経緯  疾患の詳細を述べる前に、現在の統合失調症という病名になるまでの、およその歴史的経緯を見ておきます。精神病に対する昔の人々は、多くは普通の人とは様子が違って見えたため、恐れや奇異な感じを抱いており、また捕らえられたり隔離されたりした人もいました。19世紀末、ドイツの精神医学者であるエミール・クレペリンが、精神病をその症状と経過から分類しようとしました。そして、妄想などを特徴とする病気は、長期間において自発性が低下し、対人関係が維持できなくなって、社会適応が困難になる傾向が見られることから、これを「早発性痴呆」と呼びました。

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症状・障害別の介入方法

症状・障害別の介入方法

 認知行動療法の適応においては、それぞれの問題のメカニズムに合わせて介入法を工夫しています。それは、問題が発生し、維持されているメカニズムは、症状や障害の種類によってその構造が異なっているからです。認知行動療法では、このような問題のメカニズムに適合した介入を工夫することで、これまでの心理療法では対応できなかった重篤な不安障害や精神レベルの障害に対しても、有効に介入することができるようになりました。

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[統合失調症]診断基準

[統合失調症]診断基準

患者さんの情報を詳しく知る  統合失調症には、この病気にしかないといった症状や、またすべての患者さんに共通の症状があるわけではありません。そのことから、統合失調症は単一の病気ではなく、複数の病気の集まりだという説もあるくらいです。一般に病気を診断するとき、その病気に特有の症状をチェックしたり、原因と考えられる組織(がんならがん細胞)をとって測定したり検査をして判断しますが、統合失調症の場合は、この方法があてはまらないのです。

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[統合失調症]疫学的統計頻度

[統合失調症]疫学的統計頻度

疫学的統計頻度 2008年に行われた厚生労働省の患者調査によると、ある1日に統合失調症、またはそれに近い診断名で医療機関を受診している患者さんの数は25.3万人で、そのうち入院している人は18.7万人となっています。ここから推計した受診中の患者さんの総数は、約79.5万人と報告しています。では、受診していない人も含めて、統合失調症の人は国内にどのくらいいるのか、その実態については、日本ではこれまで十分な調査が行われていません。

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[統合失調症]疾患の原因

[統合失調症]疾患の原因

統合失調症の病因については、現在まだ明確に確定されていません。進学・就職・独立・結婚など、生活上の大きな転機が契機となり、さらに体質・環境・心理的要因のほか、性格・遺伝・脳細胞の損傷などが相互に関係し合って発症しているものと考えられますが、その発症メカニズムは依然として不明です。しかし、こうしたさまざまな要因が複合的に考えられる中で、脳を中心とする神経ネットワークが障害される病気である可能性が、最近の脳の構造や機能の研究によって次第に明らかになってきました。脳の異常をはじめとする主な発病原因について以下に概説します。

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[統合失調症]主な症状

[統合失調症]主な症状

 統合失調症の症状は多彩ですが、大きく分けると「陽性症状」と「陰性症状」の二つのタイプがあります。簡単に違いを述べると、陽性症状は幻覚や妄想など、本来あるべきではないことがあるように起こる症状です。一方陰性症状は、感情の起伏の平坦化、意欲の低下などで、本来あるべきものがなくなる症状です。陽性症状は病気の急性期に現れ、陰性症状は病気の発症後に徐々に目立ってくることが多いです。なお統合失調症は、これらの症状が現れる前に、何らかの異変(前駆症状)があるものです。それに気付き、早めに治療することによって症状の悪化を防ぐことができます。

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エチゾラム(商品名:デパス)とは

エチゾラム(商品名:デパス)とは

エチゾラム(商品名:デパス)とは  エチゾラムはデパスという商品名で1983年に販売されたお薬です。販売開始から30年以上経過している現在でも多く使用されているお薬で非常に効き目が高いとされています。ジェネリック医薬品も多く販売されており、その場合は「エチゾラム」が商品名につきます(以下、エチゾラムという名前で統一します)。

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クエチアピン(セロクエル®、ビプレッソ®)について

クエチアピン(セロクエル®、ビプレッソ®)について

クエチアピン(商品名:セロクエル、ビプレッソ)とは  クエチアピンはアメリカの製薬会社アストラゼネカで合成、開発された非定型抗精神病薬(MARTA)といわれるタイプのお薬です。

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