毎日ぐっすり眠ることは、身体の疲れを取り除き、精神的な疲労も回復するためにとても大切です。しかし、これができていない方も多く、ひどい場合には眠りにつくことすらできないケースもあります。
眠れない、眠りが浅いなどの症状が出る不眠症は睡眠障害の一つですが、うつ病との関係も指摘されています。不眠状態が続くとうつ病悪化の原因になるので、放置するのは危険です。早めに精神科や心療内科を受診しましょう。
こちらでは梅田の精神科・心療内科である大阪メンタルクリニックが、不眠症の概要と、うつ病と不眠症の関係についてご紹介します。
不眠症（睡眠障害）とは？
不眠症とは、眠ろうとしているのに眠れない、眠る時間はあるものの自分が思い描いているような睡眠がとれなくなった、特別な要因がないにもかかわらず急に眠れなくなった、などの悩みを抱えている状態を指します。
不眠症の状態は人によって変わりますが、よくある症状として「入眠障害」「中途覚醒」「早朝覚醒」「熟眠障害」などがあります。これらのうち一つだけ出る人もいれば、複数症状が出てしまう人もいます。
入眠障害
寝つきが悪くなる状態をいいます。全体の睡眠時間が短くなる、眠りに入るまでの時間が苦痛に感じ、困っている場合は不眠症の症状が考えられます。
中途覚醒
寝ていても途中で目が覚めてしまう状態です。暑さや寒さなどで目が覚めてしまう状態とは違い、環境の変化に関係なく途中で目が覚めてしまう状態が続き、精神的な苦痛を感じるようになると、不眠症の症状となります。一度目が覚めるのは健康な方でもよくあることなので問題ありませんが、「2回以上目を覚ます」「再入眠できない」といった場合は中途覚醒といえます。
早朝覚醒
目覚める時間が早くなるだけでなく、疲れているのにそれ以上入眠できない、あるいは疲れが取れていないと感じるにもかかわらず、目がさえて眠れない状態が早朝覚醒の症状です。
熟眠障害
以前と睡眠時間は変わらないものの、全然疲れが取れない、眠った気がしないなどの状態です。
このような睡眠障害は、日常生活に悪影響を及ぼします。夜の睡眠が阻害されれば必然的に昼間眠くなり、だるさや集中力を欠きながら学校や職場で過ごさなければなりません。このような状態が1ヶ月以上続く場合は、睡眠障害である可能性が高いといえます。
大阪・梅田で睡眠障害にお悩みの方はいらっしゃいませんか？不眠症などの睡眠障害は、精神科での診療が可能です。
大阪梅田で精神科・心療内科をお探しでしたら、大阪メンタルクリニック梅田院へご相談ください。平日・土曜日・日曜日も診療いたします。
うつ病と不眠症の関係
うつ病と不眠症には深い関係があります。神経細胞の樹状突起の接合シナプス部でセロトニンの分泌が減少すると、うつ病を発症する可能性が高くなります。そして睡眠ホルモンであるメラトニンはセロトニンから生成されます。
セロトニンが減少しているうつ病では、睡眠ホルモンであるメラトニンも減少しています。そのために、うつ病の患者さんの多くに、不眠症の症状がみられるのです。「夜ゆっくりと眠れない」「目覚めてもすっきりしない」「疲れが取れない」「早く目覚めてしまう」など、不眠症の典型的な症状が現れます。
不眠の状態が続くと、うつ病がさらに悪化してしまうことがわかっており、うつ病の治療には不眠症への適切な対処と改善が欠かせません。また、うつ病と診断されていない段階でも、不眠症のような状態が続くとうつ病になる可能性も指摘されています。
早めに精神科や心療内科の専門医に相談するなど、適切に対処する必要があります。眠れない場合は睡眠薬の使用もある程度は有効ですが、うつ病に伴う不眠症は、睡眠薬だけでは対処しきれないケースが多く出てきます。
不眠症にお悩みでしたら、大阪駅近く・梅田駅近くの大阪メンタルクリニック梅田院へご相談ください。土曜日・日曜日の診療も可能です。症状の悪化を抑えるためにも、辛い症状に一人で悩まずに、お早めに受診ください。
大阪・梅田で土曜日・日曜日も受診可能な精神科・心療内科をお探しなら
ここまで不眠症の概要と、うつ病と不眠症の関係についてご紹介しました。眠ろうと思っているが眠るまでに時間がかかる、寝ている途中で目が覚める、朝早く目覚めるなど、睡眠で気になるところがある場合は、一人で抱え込まずに精神科や心療内科の受診も検討しましょう。
「眠れないだけで病院に行きたくない・・・」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、睡眠障害とうつ病は密接に関係しているため、早めの受診がおすすめです。
大阪・梅田で不眠症にお悩みの方は、ぜひ大阪メンタルクリニック梅田院へご相談ください。土曜日・日曜日も終日ご予約いただけます。オンライン予約も可能なので、大阪・梅田で精神科の受診を検討中の方は。お気軽にお越しください。