摂食障害

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摂食障害・拒食症・過食症・Eating Disorder 摂食障害 はじめに  摂食障害は、大別して「神経性やせ症・神経性無食欲症」(Anorexia Nervosa)と「神経性過食症・神経性大食症」(Bulimia Nervosa)、「過食性障害」(Bulimia)の3つがあります。神経性無食欲症というのは、一般的に「拒食症」と呼ばれている疾患のことで、このほか「神経性食思不振症」「神経性食欲不…

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摂食障害 主な一般的症状

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摂食障害・拒食症・過食症・Eating Disorder 主な一般的症状  摂食障害の症状には、大別して「身体症状」「精神症状」「行動異常」の3つがあります。食行動の異常によって、それぞれどのような症状が起こるのか、その特徴について詳しく見ていきます。 身体症状 体重減少  まず、神経性無食欲症では体重減少がみられるのが特徴です。摂食障害と判断される体重の値は、厚生労働省の診断基準では3カ月以上持…

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摂食障害 主な一般的症状(精神症状)

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摂食障害・拒食症・過食症・Eating Disorder 精神症状  摂食障害における主な精神症状としては、痩せ願望、肥満恐怖、身体像の障害、病識の欠如、活動性の亢進などがあり、しばしば抑うつ気分や不安、強迫症状、失感情症などを伴います。アメリカで第二次世界大戦中に飢餓実験が行われ、健康人の食事量を減らしたところ、不眠、不安、過活動、抑うつ、気分の変わりやすさ、食事へのこだわりなどの症…

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摂食障害 主な一般的症状(行動異常)

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摂食障害・拒食症・過食症・Eating Disorder 行動異常  行動面に現れる典型的な異常は、摂食行動異常、排出行動異常、活動性異常、問題行動異常などがあります。神経性無食欲症と神経性大食症を比較してみると、多くのところで共通していますが、違うところもあります。まとめると次のようになります。 《神経性無食欲症》 ・摂食行動異常…食思不振、拒食、摂食制限、隠れ食い、盗み食い、過食な…

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摂食障害 疾患の詳細

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摂食障害・拒食症・過食症・Eating Disorder 疾患の詳細 神経性無食欲症とは アメリカ精神医学会(DSM-Ⅳ-TR)による神経性無食欲症の診断基準を要約すると次の4点です。 1. 年齢と身長から計算された標準体重の85%以上を維持することを拒否すること。 2. 体重が不足している場合でも、体重が増えることや肥満になることに対する強い恐怖がある。 3. 自分の体重や体型の感じ…

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摂食障害 こんな人が摂食障害になりやすい

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摂食障害・拒食症・過食症・Eating Disorder こんな人が摂食障害になりやすい  世の中の多くの若い女性が「痩せたい」と思い、老いも若きもダイエットを行っている風潮の中で、ダイエットするすべての人が摂食障害になっているというわけではありません。もちろん障害となるリスク要因はたくさんある時代ですが、やはり摂食障害になりやすい人、なりにくい人はいます。神経性無食欲症になりやすい人…

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摂食障害 初診時

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摂食障害・拒食症・過食症・Eating Disorder 初診時における患者さんへの接し方 ◆基本的な心得  患者さんとの間の信頼関係を形成するうえで、初診時での接し方はきわめて重要になります。不安を抱えて来院した患者さんの気持ちを理解し、温かい心で迎え入れ、寛容の態度で接していることが伝わるようにします。そうすることで、患者さんには医療者は自分の味方であるという安心感と信頼感が生まれ…

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摂食障害 診断基準

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摂食障害・拒食症・過食症・Eating Disorder 診断基準  摂食障害の診断はそれほど難しくありません。低体重なのに、活動的で治療に抵抗を示す場合は神経性無食欲症が疑われ、正常体重で大食や嘔吐を示す場合は神経性大食症が疑われます。このように診断基準にしたがって診断することは比較的容易ですが、治療を進めるにあたっては慎重を要します。まず患者さんとの人間関係を良好に築いて、患者さん…

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摂食障害 治療方法

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摂食障害・拒食症・過食症・Eating Disorder 治療方法  摂食障害の治療は、一般的には非常に難しく、唯一特効的な治療はないということです。それだけに、治療に対しては専門的な知識や技量を必要としますし、寛解や治療にいたるまでに長期間を必要とします。摂食障害の患者さんはさまざまな身体的、精神的な問題を有していて、内科的、精神医学的、心身医学的治療を含めた総合的なアプローチを必要…

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摂食障害 外来通院による治療、入院による治療

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摂食障害・拒食症・過食症・Eating Disorder 外来通院による治療 ◆神経性無食欲症の患者さんの場合  神経性無食欲症の患者さんにおいては、治療に対する動機づけが形成されたとはいえ、状況によっては絶えず心が揺らぐことを念頭において治療に当たる必要があります。少し体重が増えだすと肥満恐怖が生じ、治療への動機が弱くなったり、巧妙にカムフラージュしたりします。したがって、常に病気を…

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摂食障害 薬物療法

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摂食障害・拒食症・過食症・Eating Disorder 薬物療法  薬物療法の主な目的には、次の3点があります。 1. 神経性無食欲症に対して、摂食量を増加させ、体重を正常範囲に回復させること。神経性大食症に対しては、大食をなくすこと。 2. 不眠、不安、抑うつ気分、胃重感、消化・吸収機能の低下などの随伴症状に対する対症療法。 3. 治療関係を促進し、精神療法や行動療法への導入を容易…

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摂食障害 精神療法

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摂食障害・拒食症・過食症・Eating Disorder 支持的精神療法  摂食障害に対して行われている支持的精神療法は、治療初期においては、患者さんの食生活や体重に対する考え方、大食のきっかけや大食時の気分、日常生活や親との関係などを話題にしながら、病気について教育していくのが中心となります。摂食障害は自然に治癒するということはないので、治そうとしない限り、心身の症状や合併症は一生涯…

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